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「めざめ」

No.040 本誌発行日 2005年3月3日  本誌バックナンバーへ

(05.3.12 のつぶやき)

この作品の中で個人的に
めっけも〜ん♪だったのは、
俳優ジャック・ガンブランだった。

ジャック・ガンブランといえば、どことなく朴訥で硬派な男役。
以前メルマガで取り上げた「マドモワゼル 24時間の恋人」なんか最たるものだし
けっこうファンの多い作品「クリクリのいた夏」でも見られる。

だから何となく私の中では
ジャック・ガンブラン=朴訥で硬派 だったわけで。
いや、いいですよ。そういう男も。なかなか。
ただ、映画に出てくる男としては、あんまり私の好みじゃないのだな。

でもこの「めざめ」では
妻の妊娠中に浮気して、その浮気相手にも誠意なし、
なんて軽くていい加減な獣医を演じてる。
そんな男をやらせてもはまるじゃないですか!
どこかそれほど変わっているわけでもないのに、表情も仕草も、
すっかり軽くて誠意のない男。

そしてただ軽くて不誠実でした、で終わるのではなくて、
突然五人の子持ちになって、よきパパへ微妙に変貌する様子もうまく描き分けてる。
当たり前のことだけれど、しっかり役者さんなのだね。
実をいうと今まで、
「ジャック・ガンブランかあ。あの朴訥なトーンの作品だよ、きっと」
と避けていたフシもあった。
ちょっと彼の出演作品を見直して見ようかな、と思っているところである。


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